1R
リング中央を取るのは朝倉。様子を見ながら関節蹴りを出す。斎藤は右ロー。
探る時間が続く。朝倉はフック気味に右を出し、再び関節蹴も。斎藤も右ローを振るう。
左ジャブで距離を測る斎藤。大きく動く展開が無い中、斎藤が右手を出すような体勢から組み付き朝倉をロープ・コーナーへ押し込む。
組み付いた状態で膝蹴りを朝倉の膝へ。膝は朝倉が負傷しているとの情報もある。しばらく経ちブレイクがかかる。
右ローを出す斎藤。右手のフェイントを入れながら朝倉は左ハイも、空を切る。この後の展開で斎藤の右ローが朝倉の下腹部に入りタイムストップ。回復を待つ。
1R終了間際、再度組みの展開へ。大きな動きはなくここで1R終了。
2R
2R開始。お互い様子を見つつ、朝倉が強烈な左ヒザ。直後ワンツーを放つもこれはヒットせず。
フェイントを掛け合う中、セコンドから「いけそうだったらCもある。CもBもある。」の声。直後、斎藤がタックルをしかけ朝倉の右足を掴みグラウンドの展開になるかと思われたが即座に立ち上がる朝倉。
スタンドで組みの展開になり、1R同様にコーナーへ押し込む形に。レフェリーからはアクションの声が2度かかった後、ブレイク。
この後、パンチが交錯し斎藤の打撃が朝倉にヒットしたように見えるが大きな動きはない。逆に朝倉も右を出していく。
斎藤もローではなくパンチを振りながら前に出る場面が増えたか。ただしその後、朝倉の右が斎藤にクリーンヒット。斎藤はよろけてロープ際に。明らかにダメージが見られ、その場でやや動きが止まる。
朝倉は左右のパンチを振り、ヒット。斎藤はコーナー付近で前に潰れる。このままフィニッシュかと思われたが斎藤は必死に組み付き、朝倉が上になりグラウンドの展開へ。斎藤からは大量に出血が見られる。残り時間は1分少々。
斎藤ががっちりディフェンスを固めているか。朝倉は細かな打撃を上から当てる。2R終了のゴングと共に会場あからは大きな歓声。
3R
3R開始直前、セコンドアウトの声が掛かると会場からは再び大きな歓声。
3R、斎藤はワンツー、右ハイと出す。さらに右ミドルを出し膝の辺りが朝倉の腹部へ。しかしその直後、朝倉が強烈な左膝を返し場内からは歓声。
顔面にダメージがあり鼻から出血が見られるのは斎藤。しかし不用意に飛び込んでいかない朝倉。
様子見が続く中、朝倉がニータップを仕掛け、一気に反対側コーナーまで斎藤を押し込みながらテイクダウン。コーナーで尻もちをつく形になる。両者に大きな歓声。
組み付いたままコーナーでスタンドの展開に。鼻血があり口で息をしているように見える斎藤に対し、朝倉の顔には目立ったダメージは見られず、スタミナも問題は無いか。
スタンドで組んだ状態からの朝倉の左膝を受け、斎藤が声を上げ一時ストップ。ローブローをアピールも、朝倉は両手を広げるジェスチャー。
再開後、タイミングを伺いながら両者タックルをしかけるもこれが同時となり低い体勢でぶつかる。組み付きの状態から朝倉が斎藤をロープ際に押し込みながら体勢を崩す斎藤に左パンチを入れる。斎藤は場外へ出てしまい一旦ストップ。
再開直後、足裏にテーピングが付いたかストップし場外へ投げる斎藤。そして再開後、朝倉の左ミドルが斎藤の腹部へヒット。三日月蹴りか。3R残り2分。
セコンドから「やり残すな斎藤！」の声。直後、斎藤は朝倉の片足を掴むもテイクダウンとはならず。離れ際、朝倉の打撃が空を切り会場からは歓声。
残り1分。朝倉は左膝を出す。斎藤は朝倉の右に合わせタックルをしかけるも、逆に潰され朝倉に上を取られグラウンドの展開へ。
サイドから肘、パウンドを落とす朝倉。顔面への膝で場内からは歓声。残り時間10秒となり、さらに顔面へ膝を連打、パンチも入れる。
ここで試合終了。立ち上がって抱き合い、言葉を交わす両者。斎藤は鼻血と、左目付近が大きく腫れて変色している。
試合終了
リプレイで膝の打ち合い、同時にタックルに行った際の激突、朝倉の三日月蹴りも流れる。三日月蹴りはクリーンヒットしているように見えるが怯まない斎藤。
結果は朝倉の3-0判定勝利。判定後、上を向き目を閉じ安堵の表情を浮かべた朝倉。2Rにパンチを効かせニアフィニッシュの展開を作り、テイクダウンも奪いながら試合終了直前もダメージを追加。文句なしの判定となった。